久々に投稿、NHK朝ドラ「エール」に励まされた一年
連続テレビ小説「エール」が終わった。
今年一年、古関裕而という音楽家の一生を辿りながら脚色された窪田正孝主演の素晴らしいドラマだった。
東日本大震災以降、幾度となく福島駅を訪れる度、駅前の彼のモニュメントに目を配りながら、偉大なる作曲家の生誕の地でできるライブコンサート、福島のファンの方々と分かち合った希望、今でも思い出す。
「やさしい風が吹いたら」はあの日の福島のファンの方々の気持ちが、僕の中の思いに呼応するように誕生した歌だった。
ドラマに話を戻そう。
人生の辛いとき、悲しいとき、そして嬉しいときもいつも音楽が生まれ、励まされ、支えられて生きていく彼の人生を共に感じながら、自分自身と照らし合わせて見る物語は実に感慨深く、とてもとても心に響く作品だった!
劣等感からの救い、仲間達との友情、戦争や時代の波に飲み込まれながらも、いつも誰かのためにエールを贈りたいと思う音楽、それはいつしか自分自身のためのエールへと変化していき、たくさんの人々の心に残る作品に昇華されていく。
志村けんさんの訃報が報じられた時は、本当に愕然としたが、ドラマの中に生きていて、一音楽家として一生を遂げる思いを、最後に大切なメッセージとして僕に届けてくれた。
音楽を愛し、音楽に愛され、人々の心を励まし、自らを救う、つくづく僕は音楽に出会う事ができたことに感謝したい。
そしてその思いを共有できるファンの皆さんに出会えたことは、かけがえのない宝物だと思う。
これからも、より自分の心に素直に響く音楽に耳を傾けて邁進します!
混沌としたコロナ禍の時代にも関わらず、心に残る素晴らしい作品に改めてエールを贈りたい!
そしてまた、いつの日か、皆さんの元に心からエールを届けに行きたい!!!
その日が、来るまで、、、